いよいよ、今回から各町の話に触れながら、ストーリーについて考察していければと思います。その前に、ドラクエ10を未プレイの方に向けてご説明を少し。今回話すのはVer1に関するストーリーです。
Ver1のストーリーの進め方は画像の通りで、始まりの村の話を解決した後、新しい町へ向かいます。もちろんその新しい町の問題を解決してもOKですが、(A)に該当するストーリーはどちらを先にやっても構いません。その後、列車ですぐ移動できない町の話(B)を解決するというのが、基本的な進め方ですが、先に(B)からやっても構わないという仕様です。
さて、ではなぜ各町の問題を解決しなければならないかというと、解決した称号=キーエンブレムを集める必要があるのです。全体で10個存在しており、6個以上集めればVer1のラスボスと戦えるという仕組みです。
とはいえ、自分は10個全部集めてから戦いを挑みました。人によってストーリーの進め方も自由にある程度選べる仕組みも、プレーヤーに配慮した素晴らしいアイデアだと思いますね。
グレンのストーリー。バグド王を助けよう。
メインストーリーは、グレンから始めてみました。敵の強さもそこまでではなかったというところもありましたね。そこにいたのは、頭の狂った王様笑 本当はいい王様だったのに…というパターンで、最後はいい人になるんだろうなと思いましたが、魔しょう(邪悪なもの)入りのペンダントをもらってから変わってしまったそうな。姉妹国のガードランドにまで宣戦布告しちゃって、国はほんとやばい状態です。
すべてにおいて疑心暗鬼になり、懇意にしていた賢者エイドスにまで罵る始末。とりあえずやばい状態だなという事はわかります。
「難儀」なんていう小学生には難しい表現。この辺からも話にボツっとアクセントを入れて、賢者エイドスの人となりにも焦点を当ててます。
すったもんだあった後、賢者エイドスからバクド王を救うために必要なアイテムを教えてもらいます。そのアイテムを取ってこいというクエストですね。自分は忙しいから、お前が行けと言われるいつものパターンでもあります笑
道中のベコン渓谷です。最初に向かう場所としてはほどよい遠さでしたね。向かうべき場所と全然違う場所へ向かうと、鬼のような敵が迎えてくれた場所でもあります。
まず、アイテムその1を剣士オーレン(現在がいこつ)から、奪わなければいけません。オーレンがどうしてここまで執着しているかは、のちのサブクエストで語られるわけですが、やはり深い事情があるよね。
しかし、当時はパッシブ(ステータスを上昇させる能力値)もまったく取っていない状態で挑んだため、地獄のような戦いになり、何度か全滅を経験。適正レベルなんてまったくわからないし。ここから、ボスの強さが段違いに変わったのを覚えています。さすがにキーエンブレムは簡単に取れません。
悲しきオーレンのセリフ回し。がいこつになっても、剣士としてのカッコよさをどこか感じさせてくれます。このおっさんから強奪しなきゃいけないっていうのも、ちょっと気が引けるよね。
この後、更なるアイテムその2が必要という事で、雲上湖という美しい場所へ。この話も悲しい話でしたね。道中はランドン山脈を抜けなければなりません。なかなかに移動を要する場所で、キラキラ(素材)拾いのメッカでもありました。ぎんのこうせきが当時は人気だったって、あとから始めた人は信じられないかな?笑
それがこの雲上湖。湖の下に木のようなものが見えますね。いるだけで凍てつくような寒さと、儚い美しさが同居したようなただずまい。ストーリーで描かれている悲しみが、どことなく伝わってくるようですね。
アイテム取得完了後、狂ったバグド王がすったもんだで見事に正気を取り戻しました。元の王様に戻って、グレンは平静を取り戻しましたとさ、めでたし、めでたし。
元の王様に戻って、すっかり表情も優しくなりました。
ガートランドという国の名前が登場。そこに行くんだろうなと思うと、ワクワクしてきます。
無事に黒のキーエンブレムを取得したわけですが、出てきた「ガートランド」という国の名前。次はそこに行くんだよとほのめかしてますよね。しかし、たどりつくまでの道のりが遠い!グレン領東→ゲルト海峡→ランドンフット→ザマ峠→ガートランド領を走って駆け抜けるというスケール感。今思っても広大で冒険感がすごい。そのうえ、敵もどんどん強くなってくるし、まだまだガートランドにはいけませんでした。
ガートランド領の風景です。初めて来たときはあまりに壮大で、どこまでも見渡せる世界線に感動しました。ダッシュランが駆け抜けていたり、川にはぐんたいガニが生息していたり、ほんとに生き生きした世界ですね。
ガートランド城を正面から映した風景です。ここにたどり着くのは、まだまだ先の話ですね。
次はドワーフの町、ガタラのメインストーリーを解決するのですが、その話はまた次回!